マールとは?
marc(マール)とは滓という意味で、その名の通りワインを絞った後のブドウを発酵・蒸留させることによって作られるフランスのお酒です。
ブランデーの仲間であり、アルコール度数は40度を超すものがほとんど。
ワインの絞り滓というと残りもののようでイメージがよくないかもしれませんが、その独特な風味とワイルドな刺激に魅せられるファンも多いお酒です。
価格は平均的なもので3000円から4000円程度ですが、高級ワインのブドウから作られたマールには1万円を超すものもあります。
あの有名なロマネコンティのマールなどは生産年にもよりますが50000円程度で市場に出ているようです。
同じくワインの絞り滓を用いたお酒にイタリアのグラッパがありますが、マールが長期の樽熟成を経て出荷されるのに対し、グラッパは一般に長期の熟成を行わないものが多いようです。